メモリってなに?
パソコンの作業場所にあたります。
「CPUは頭脳、メモリは机、ハードディスクは本棚」と例えられる事が多いですね。
ハードディスク(本棚)に保存されているデータを、メモリ(机)に広げて、CPU(頭脳)が作業をするという感じです。
メモリの性能は主に容量(多い、少ない)で語られます。
メモリ 4GB(ギガバイト)、8GB、といった表記がされます。
数字が大きいほど机が広くなるイメージです。
複数のソフトを起動して、たくさんのデータや、動画ファイルのような巨大なデータを扱う場合、メモリが少ないと「今、机に広げているデータを一旦本棚に閉まって、新しいデータを机に広げる。それが終わったらまた本棚に戻して先程のデータを本棚から取り出す」といった行動を繰り返すようになり、パソコン速度の低下の原因になっています。
性能の高いCPUを使う=パソコン全体の速度が早くなる
容量の大きいメモリを使う=パソコンの速度が遅くなるのを防ぐ
いいCPUを使っていても、メモリが少ないばかりに本来の性能が発揮できないといった事態にもなります。
メモリの選び方
カタログでは「メモリ ○GB」「RAM容量 ○GB」などと表記されています。
詳しく表記しているところだと、型番まで書かれている場合がありますが、自作でもしない限り気にしなくても大丈夫です。(DDR4-2666MHz、DDR3-1600MHz)
では、どの程度の容量を選べばいいのでしょうか?
容量の選び方
メモリ 2GB
非常に少ないです。ギリギリでパソコンが動かせるスペックと言えます。
モバイルノートの安いパソコンでたまにありますが、割り切った使い方ができる上級者向けです。
初心者にはオススメできません。
メモリ 4GB
メーカーパソコンで多く見かけるスペックです。
若干物足りない容量と言えます。
4GBあればオフィス系(ワープロ、表計算)、インターネット、メールなどは問題ありません。
しかし複数のソフトを起動していたり、インターネットで複数のタブを開いていると、あっという間に4GBをあふれることも多く、パソコンの速度低下を招きやすい容量とも言えます。
メモリ 8GB
十分な容量であり、オススメです。これぐらいあればメモリが足を引っ張ることもなく快適な環境が期待できます。
メモリ 16GB以上
クリエイター向けです。
プログラミングによるアプリ開発や、動画編集などをするクリエイターが求める容量です。
初心者はここまでの容量は不要です。
まとめ
オススメはメモリ8GB以上です。
2GB以下は避けたほうが懸命でしょう。